『素顔のままで』回想録−6


第11弾 1999.5.29 神鍋高原 ペンションMoonSide Par1 Part2 Part3

この撮影のきっかけは、後輩であるBRS263Gクンの友達が神鍋高原でペンションをやってるということを聞き、それでは是非スキーのシーズンオフになったらゆっくりとロケをしたいと思ったのである。
その話が持ち上がったのは、まなちゃんが受験勉強をしている真っ最中のことで、春になったら行こうね。ということになっていた。

一泊での撮影になるので、色々とプランを考えてたし、ペンションのオーナーにも無理を言って、日当たりのいい部屋を用意してもらったり、BRSクンにはブルーのビートに乗って来てもらうこもお願いした。

・・・思い出したらきりがないほど盛りだくさんの内容で、『素顔のままで』でも一番の思い出となった11弾である。
広島から神鍋までの道のりは350kmを越えるが、まなちゃんとのロングドライブは楽しく、昼頃に無事到着して、近くの有名なそば屋で腹ごしらえをした後さっそく撮影にとりかかった。
大きな窓のあるMoonSideの食堂でラジカセから流れるまなちゃんのお気に入りの曲を耳にしながらの撮影である。そして、この後の撮影スケジュールがスムーズに進む予感を感じた。

その後、ビートをフルオープンにして、まなちゃんの運転での撮影だが、MT車なのだがクラッチ操作も問題なくするすると発進。慣れてくると結構スピードも出して楽しそうに運転しているが、その姿にスーパーワイドハリアー15mmで迫ってみた。

次は、大きなハスキー犬のディックとのツーショットだが、あばれるディックを相手にまなちゃんは恐がるどころか、平気で顔をペロペロなめられている。そして、このディックが最初の共演者にもなっている。
日も傾いてきたので、斜光線を逆光気味に広い緑のバックに望遠での撮影となったが、BRSクンにレフを頼んでの撮影である。まなちゃんはサンダルを脱ぎ捨てて、あぜ道を進んで行くが、こういうシーンが本当に良く似合う。そして草むらに寝転ぶシーンでは、首元に虫が食いついていて、引き離すと血が噴出すというアクシデントがあったが、私の心配をよそにまなちゃんは涼しい顔をしていた。

宿題を持って来ていたまなちゃんは、その後夕食まで部屋で勉強ということになったが、私はディナーの後のナイト撮影の準備をBRSクンとやっていた。工事用の証明を窓の外から部屋に向かって照らそうと考えたのである。ちょうどその段取りが終わった頃に、但馬牛のしゃぶしゃぶの準備が出来、楽しい夕食となった。

実は、夕方は部屋で撮影をするつもりだったのだが、西日が山の陰で遮られてしまったのである。私は、宿題も残っている事だし、朝日の射す部屋を借りての撮影はあきらめようと思ったのだが、「大丈夫早起きするから、やる!」とまなちゃんは言ってくれたので、翌朝は6時に起きて撮影となったが、天気も味方をしてくれて無理をしてまで撮影した甲斐は充分にあったと思える出来であった。

充実した気分で、朝食を食べてた後は、MoonSideの庭にモトクロスのバイクとビートを持ち込んでの撮影であるが、BRSクンとペンションのオーナーも加わっての撮影会っぽい雰囲気となった。

お昼を食べてMoonSideを後にした私たちは、近くの森に行ってみたのだが、そこは神鍋が火山であったことを改めて知る溶岩が積もった場所でもあった。
そこでも、まなちゃんはこの2日間の神鍋ロケを締めくくるにふさわしいモデルっぷりであった。

最後に、この2日にわたるハードなスケジュールを快くこなしてくれたまなちゃんと、このロケをサポートしてくれたBRSクンはじめ、ペンションMoonSideに感謝したい。

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