シャッター切るだけでいいのか?


久しぶりに書くような気がする・・・って言っても10日もサボってないのだから今までが優秀すぎただけなのだ。
とにかく公私共に多忙であったが、第23弾のスキャンだけはせっせと行なっていて、今夜で200カット以上のスキャンが完了して、まなちゃんのもとに送られて行く。
普通、これだけのスキャンをコンスタントにここ3年ほど行なっているが、そんなヤツが他にいるか?

雨のち曇りの『素顔のままで』第23弾であったが、これはこれで良かったと思っている。晴れていたら、まったく違った雰囲気になっていたことであろう。
あの涙のシーンも私達だけが、その涙のわけを知っているのだが、全体を通してその涙が浮いてしまわない雰囲気を、まなちゃんはしっかり出してくれている。
季節が秋であり、しっとりとした紅葉がその雰囲気に深みを添えてくれているのは間違いないし、この季節って、物悲しいイメージが漂わせやすいということも確かにあるな。

あの廃工場でも、最初に通りかかった時は晴れた日であり、もっとコントラストが強いイメージがあったが、小雨がぱらつくどんよりとした曇り空であったことで、モノクロも肌のトーンが滑らかで柔らかいし、全体的に落ち着いた感じで背景が大きく飛ぶ事もなく、いい条件であった。
このモノクロであるが、ダイジェスト版をスキャンした翌日はモノクロからスキャンをはじめたのであるが、まなちゃんもかなり気に入ってくれた。

この廃工場のシーンだけが、全体の流れから見ると異質に見えるかもしれないが、そこはまなちゃんが上手くその日の流れを掴んでくれているので、流れで見せる『素顔のままで』をしっかり演じてくれている。さすがに安心して任せられる頼もしいパートナーである。

行き当たりばったりで、笑顔を作っておけばそれでモデルの仕事を果たしたと思っていることがあるようだが、それはそれで決して間違っているわけではない。
同じモデルという競技でも種目が違うようなものである。しかし、流れで見せることが出来るまなちゃんは、一発勝負でもじゅうぶん戦えるが、一発芸のみのモデルにはその逆は難しいはずだ。

一発芸的な撮影にならないためには、モデルとのコミュニケーションは欠かせないと思っているが、私のお手伝いしているDee-Light!の撮影会は、このコミュニケーションを何よりも大事にして行こうとしているわけだ。
その結果、モデルがカメラマンに対してどう表現しようかと悩んでいる部分があっても、楽にレンズに向かうことが出来るようだし、そうこうしているうちにリラックスしてイイ表情が出だす。
その逆もしかりで、モデルにどんな指示やリクエストをすればいいのか分からなくても、自然にいい表情が見つけられるのである。マネキンを相手にしている訳じゃないし、モデルは見せ物でもなくて、オブジェでもない。
それだけは、常に頭に置いておかなければいけないことだと私は思っている。

しかし、別件でちょっと気になることがあったのである。いや、非常に残念であり失望させられたのだ。ある撮影会が、やたらめったらカメラマンに規制をかけてきたと言うのである。手かせ足かせって感じで、私など参加する意味さえ見出せないほどで、よくもまぁこれだけのことを客に押し付けるものだと、あっけにとられてしまったと同時に、ここまで堕落すんなよなーって感じ。

まったく、カメラマンをなめてるとしか言いようがない。なめられるようなカメラマンもカメラマンであるが、「お前たちには作品など撮れやしないのだから、黙って綺麗なRQを拝んでおけ」って態度にしか私には感じられない。まぁ、作品云々を語れるかは疑問だが。
撮らせてやってる%Iな態度の撮影会には、私は頼まれても行く気はしない。
羅列された規則のひとつに「モデルに声をかけるな」というのがある。アンタ正気で言ってるのか?って思ったが、なんにも分かっちゃいないんだ・・・ってことだ。
いったい何が気に入らないのか知ったこっちゃないが、そんな規制を作って満足であるとすれば、撮影会なんて看板揚げるなよ。「RQ品評会」にでもすればいいんだ。

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