そろそろもう一本
さて、次に狙うレンズは何にしようかなっと。そう言えば、最近はレンズを買ってないが、特別欲しいとか、この焦点域が手薄だから埋めときたいとかって思わないので、そんなこと考えなかったのである。
最近の私の撮り方の主流としては50mmを基準としているが、45mmのシフトレンズの出番がかなり増えてきている。以前のように極端にティルトさせることはなくなったし、ノーマルな状態で使うことも多い。MFでのピント合わせもティルトさせた状態であってもバストアップ以上であれば殆んど外すこともなく薄い被写界深度でも素早く動きに合わせてMFできるようになった。
50mmとはまた少し違う焦点距離も気に入ってきてはいるが、その下が単レンズであれば28mmのF1.8であるから、埋めるとすれば35mmのF1.4辺りか。
50mmから上は85mmのF1.8とF1.2Lがあるが、その中間としては、TS−E45mmにテレコンを付けて63mmってのも奥の手として用意している。
で、今回気になってきたのが核となるEF50mmF1.4で、コイツがちょっと不調なのである。一昨年の夏の終わりに台風の中で水着撮影した時に潮風をまともに食らってAFの調子が悪くなって、湿度の高い日は決まって駄々をこねるのだ。まったくAFが作動しない時もあれば、ちょっとピンボケの状態で止まってしまう時もあって、これが厄介なのである。
このままではどうしようもないので、修理か買い替えってことになるが、大体そういう時って曇りや雨の場合が多く、光量が足らない時の撮影なのである。となると・・・ 新しくもう一本追加ってことを思いついて、それが頭から離れなくなってしまったのだ。
カンのイイ人は、ここで遂にあのレンズを買ってしまうのか・・・?って予感がしているかもしれないが、その通りEF50mmF1.0Lを一発ここで投入してみようか・・・なんてたくらんでいるのである。
ここで、疑問を感じる人が居るかもしれない。確か過去に85mmのF1.2Lはかったるくて使う気にならないって言ってたのは誰だ?ってね。
しかし、私としては同じ焦点距離の単レンズを2本持ち歩くのであれば、85mmはF1.8でよく、50mmに最高に明るいF1.0Lを追加したいのである。
明るい事はイイこと!であり、たった1段の差だって言われればそうなんだけど、この領域の1段は超広角の1mmと同じで大きいのである。ただ、値段はもっとスゴイことになってしまうが。
まぁ、脱サラして心機一転の記念に、思い切ってみるのもいいかもしれない。なかなかおいそれと買えるシロモノじゃないし、抜けるように明るいファインダーはいいもんだ。
ただ単に、高いレンズを使ってみたいってわけじゃなくて、欲しいと思ったレンズがたまたま高かっただけのことである。85mmF1.2Lの倍の値段であるが、同じ値段であったら、多分50mmの方が売れると思うのだが・・・
まなちゃんと買い物に行く時とかでも、このレンズを一本付けとけば、どこでもノンストロボでなんとかなりそうな気もするが、スナップとなれば、35mmのF1.4Lも捨てがたい。レンズのフィーリングは当然35mmが上であるから、この辺はこれからの悩みどころではあるが、そういうモノを超越した何かが潜んでいそうな気がする。
EOS−1N系までのAFでは中央以外はAFでしっかりピントを出すのは無理であったと思われるが、1Vならなんとかなりそうである。スクリーンの評判の悪いEOSでMFでピントが決められるかは微妙であるが、TSレンズであおった場合でもMFが出来ているのでなんとかする自信はある。
このレンズは開放で使ってこそ意味があるし、存在する価値があるのだが、何とか私流に使いこなしてみたいと思ってしまうのであるが・・・ 単なる初夢になってしまうかもな。