『素顔のままで』第25弾!


永らく間が空いていたまなちゃんの撮影であるが、私が予定が立てられずにいたこともあって、まなちゃんもバイトやスノーボードの予定とかを入れてあったりで、やっとこの前の週末に25回目の撮影とあいなった。
だが、この撮影も危うく延期になりそうだったのだ。それは先週は寒い日が続いてて、金曜日は朝からまなちゃんが"雪が降ってるけど来れる?"ってケイタイメールを打って来た。実際、道路情報を見ても、冬用タイヤ規制が解除される様子は無い。しかし、一旦決めたことを覆すことが嫌いな私は、予定より早めに強行出陣したわけだ。

岡山までは、なんとかちらつく程度の雪で路面も完全なドライであり、凍結防止剤が西日を浴びて舞っているような状況だったが、広島に入ってすぐに冬用タイヤ規制の表示が出ていた。しかし、この様子なら大丈夫だと判断して、スタッドレスまたはチェーン装着車以外は、降りろと言う表示を無視して走っていたのだが、突然道路が閉鎖されてサービスエリアに入るように誘導されてしまった。
そこで、一般のタイヤのクルマはチェーンを巻けってことであるが、ここまで来て引き下がるわけにも行かず、そのまま本線に向けて走らせ、いぶかしげに見る誘導員と目を合わさないようにして何食わぬ顔でサービスエリアを出た。ミラーにはこちらを見続ける誘導員の姿が写っていたが、既に100km/hを超えていた。しかし、結局三次まで一度も危ない目に遭うことなく普段と変わらない所要時間で着いてしまった。

3ヶ月振りのまなちゃんであったが、ロケ地はまなちゃんが年賀状に書いてくれていた、呉ポートピアパークに行く事に決めていたのである。当日は朝から快晴に恵まれて、今年もツキは続いているようだ。久し振りだからとガツガツしても仕方ないので、朝もゆっくり出発して呉に着いて撮り出したのが、12時半過ぎであった。
まなちゃんが、プロバンスって感じの所であると言っていたように、異国情緒のある場所で、撮影会とかには持って来いかもしれない。

建物が全体的に白い事もあり、ここは曇り空は似合わない。しかし、贅沢な悩みであるが明るすぎて困ってしまう場合も多々あった。明るいと言えば、今回EF17−35mmF2.8Lを使ったが、廉価版の20−35mmに比べて画角の広さよりも、逆光に強いのが何よりも助かるのである。わざと太陽をフレーミングしてみたが、殆んどフレアーもゴーストも発生していない。また、これだけロケーションが綺麗だと、超広角を多用したくなる。

敷地内に洒落たモデルハウスが何件が建っていたが、そこで撮影したいと思ったが、神戸や大阪と違って客も少なかったので、頼み込んで撮らせてもらえば良かった。自然光バッチリのハウススタジオみたいなものである。

久し振りだったので、仕上がりが心配だとまなちゃんは言っていたが、どうしてどうして、いつものまなちゃんであった。しかし、色んな面でまなちゃんに刺激を与えるためにも、撮影は続けたいものである。

呉に来る途中、広島市内を通ったが春の陽気もあって、前日の三次の雪模様とは別世界に感じ、薄着で軽やかにショッピングを楽しむ人の姿を見て「後で来ようか?」って言った時のまなちゃんの嬉しそうな顔が忘れられず、夕陽が沈む頃は最高の雰囲気になることが予想されたが、3時過ぎに撮影は10本で切り上げることにして、買い物モードに突入である。
まなちゃんが欲しかった服も見つかり、パスタも食べて、撮影以外で過ごす時間の方がずっと長いわけだが、私たちの『素顔のままで』ってやつは、一回の撮影で完結するのではなく、シリーズ全体を通して見ている私としては、撮影だけを欲張るつもりは毛頭ないのである。


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