『素顔のままで』第29弾!


台風の余波で荒れ模様の天気の中、まなちゃんの所に遊びに行ってきた。広島の時に比べて近くなったので、気合を入れて撮影が目的ってわけではない。それなら、台風に合わせるはずも無く、私の都合とまなちゃんの休みが合ったので、遊びに行ったと表現するのがふさわしい。
よく考えてみると、まなちゃんが兵庫県に住みだしてから何度か足を運んでいるが、カメラを持ち出したのは今回が初めてである。

昼頃に着いたが、雨と風が強かったので、これじゃレフも使えないしって感じで、クーラーのきいた部屋で涼みながら、まなちゃんが最近買った服とかを見せてもらっていた。でも、せっかくだからと言う事でドライブに出かけたわけだ。

雨の中あても無く、撮影に使えそうな場所はないかとロケハンを兼ねてクルマを走らせていたが、天気が悪いと、どうも撮影のイメージが湧かない。そこで、ふと思いついた糀屋ダムに行ってみる事にした。この糀屋ダムは私が過去に友人とバスフィッシングに来た事があったが、その日もこのような雨の日であった。自殺の名所だが、大物が釣れるとアングラーの中では密かに話題になっていた大型のダム湖である。湖上を横断する橋のたもとには、フラフラと呼び込まれるように身を投げる人に対して、踏み止まらせる看板が立っているのである。しかし、アングラーから見れば、大物が潜んでいる気配を感じてしまうのだ。特にもやのかかったようなこんな天気の日は。しかし大物だとランディングしたら・・・なーんてね。

そんなことを思い出しながら、湖岸道路に差し掛かった頃には雨はあがって風も少し弱くなってきたのである。これは撮影しろってこと?って感じであったが、光量不足は否めない。
時刻も夕方に差し掛かっていたし、美味しいもの食べる時間も迫っていたので、ほんの少しだけの撮影であった。長いブランクをお互いに埋めれた程度で、次回いい天気の日にゆっくり撮りたいと思ったのである。

まずは、その問題の橋の上で撮影開始、その前に・・・やっぱり看板まだある・・・何度かレフを飛ばされそうになりながら撮影した。その後、向こうのコケの付いた岩をバックに撮ろうとすると、まなちゃんが「途中にもコケあったよ」ってことなので湖岸道路を戻ることにした。
夏の夕方らしく、ヒグラシの声を聞こえる場所での撮影であるが、かなり暗い。ちょっとファッションがマッチしてないかな・・・ってまなちゃんは気にしていたが、それをカバーしてくれるのが、いつものまなちゃんである。

まぁ、今回の29弾は過去の撮影に比べてかなり軽めの撮影で、社会人となったまなちゃんは元気でやってますって報告って感じである。

それでは、30弾を迎える前に、改めて私が感じるまなちゃん像でも書いてみるとするか。
まなちゃんは、バカである。いやいや、こんなこと書くと怒られる。じゃなくて、いい意味で頭が良くない、とっても素敵なスキがあるのである。それは、モデルとしてと言うより女として可愛く魅力を感じる大きな要素であると私は思うのである。それは出会った頃の、少し背伸びをしていたまなちゃんより、最近の方がよりいっそう感じられることである。「買い物に行ってもクレープ買って!」などと言うまなちゃんは、写真からは想像できないかも知れない。
そして、撮影では、ほわーんとしていても、しっかり解ってくれているので外さないのである。だから、私はこと細かく説明したこともない。いいモデルしなきゃ・・・っていう空気をまなちゃんは作ることは無い。それが逆にいい撮影につながっていると思う。
また、突拍子もないことをやるって言うよりも、すごく普通なことをやっていて、それが普通に見えなくてしっとり輝くのだ。そして、特別なモデルっぷりを見せるわけではないのに、なんでこんなにいいんだろうって思うのだ。


<−戻る