めっきりデジタル


GWも終わったが、今年はいい天気の日が多かったようだ。ただ、急に暑くなってきて、クルマもエアコンを入れなければならない状態になってきた。とは言え、いい天気なのはいいことで、自然と人里離れたところへハンドルは向くってわけだ。
世間が開放的な気分のこの時期は、どこへ出かけても気持ちがいいし、天気もいいのだからいい写真が撮れそうな気分になってくるのは当然のこと。また、仕事ではなく自由で気ままに撮れることがそれに拍車をかくていることは間違いない。
こんな時に海外にでも行けたら言うことないのだが、そう現実は甘くないわけで、半径50km範囲をクルマでうろつくことになる。

5/3にたまたま通りかかった無人駅が気に入ったものだから、その辺りのローカル線を辿ってみたいと思っていたが、6日があまりにも爽やかに晴れ渡ったので、急に思い立って出かけてみた。
以前、まなちゃんとの撮影で広島の無人駅を辿ったことがあったが、それ以来となるわけだ。
私は鉄道マニアではないので、まったく予備知識もない状態で、地図とナビを見比べながらとなったが、気持ちいいドライブとなった。古びた駅舎にはツバメの巣があったりして、とてもノスタルジックな気分が味わえたのである。また、長年写真を撮ってきて、今回初めて鉄道写真を撮った私だが、1時間に2回しか走ってこないようなローカル線で、遠くの踏み切りの音が聞こえてきた時のワクワク感は、鉄道マニアの気持ちが少し分かった気がした。

この春から装着している縦位置グリップのMB−D10であるが、やっぱりある方が私としては使い易い。これまで、ずっとEOSでも縦位置でのシャッターボタンを使用していたので、どうも素のD300では使い辛かったのである。特にポートレートをメインとしているカメラマンは、縦構図が多くなるので私と同じではないだろうか。
測距点の選択が縦位置のままで出来るのはありがたいのだが、シャッターボタンをもう少し引っ込めて欲しかった気がする。時々、勝手にシャッターが切れている時があり、そこまで行かなくても半押し状態になってしまっていることがかなりの頻度で発生するのである。不満点と言えばそれぐらいなもので、これも慣れの問題かもしれない。重量増に関しては、これぐらいの重さに慣れているので逆に丁度よくなった感じである。単レンズの追加を1本後回しにして購入したことに後悔はない。

しかし、一眼レフはいくらお金があっても足りない世界であるが、デジタルになってフィルム代や現像代がかからないとは言え、どんどん欲しいものが出てくるものである。感材費がいらない分、高性能なPCがなければRAW現像でストレスが溜まるし、満足のいくRAW現像をしようと思えば大画面の高性能モニターが欲しくなる。地デジ対応のハイビジョンTVより高価であるから、なかなか踏ん切りがつかないのである。20万円あればどうしてもレンズを買ってしまうのは、銀塩時代に染み付いた感覚なのかもしれない。当然、モニターが良くなればA3の高性能プリンターは外せないわけだから、狭い部屋がますます大変なことになりそうだ。今はCanonの5年以上前のプリンターであるが、それでもそこそこ印刷されているだけに悩むところだ。
そして、家電量販店でプリンターの売り場に置いてある印刷サンプルを見ていたりすると、決まってどこかのメーカーから派遣されたのか、ロゴ入りのジャンパーを着た女の子が寄って来るのがイヤなのだ。質問しても適当なことしか答えないし、間違ったことを堂々と言ってくるものだから、かえって迷惑なのである。

しかし、これだけ世の中がデジタル写真になってしまった今、プロラボでダイレクトプリントの手焼きをしていた人たちは、どうしているのだろう?とふと思ってしまう。きっと、Photshopの勉強でもしているのであろう。でも、一人もいなくなってしまうと困るわけでだ。細かくプリントの指示をしていたものだが、それを今では自らRAW現像で簡単に出来てしまうのだから。
そうなると、何度でも楽にやり直しが出来るRAW現像ソフトを使いこなせれば、露出のコントロールは殆どカメラ任せで、白とびだけ気をつけていればいいことになるわけだ。
そういえば、D300で撮っている時は、銀塩の時と違って徐々に手抜き撮影になってきている自分がいるのは確かである。私はキレイごとをいう気はさらさらないから、リバーサルで撮っていた時より、かなりいい加減に露出は決めていると正直に白状しよう。デジタルになっても露出は細かく決めていると言う人も残っているが、無駄な努力だと思っている。逆に、露出に関しての負荷が減った分、ピントに対してはかなりシビアになってきている。
それでも、画像を拡大すると厳密にはピントが意図したところに合ってないと思える写真が結構あるのだから、それが最近の悩みの種でもあるわけだ。


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