そろそろレンズを揃えるか
今回、D300用にシグマの30mm F1.4 EX DC HSMを購入した。DXフォーマットのD300をいつまで使い続けるかわからないが、とにかく45mmのほぼ標準の単レンズとなるこいつを追加しておかなければ、お話にならないのである。
ポートレートの距離感として、この焦点距離はどうしても必要であるし、予想以上にFXフォーマットに比べるとボケにくいDXフォーマットであるから、30mmであるとF1.4はどうしても欲しくなるわけだ。
ただ、開放でどこまでAFの精度が出るかも大きな問題点としてあったわけだが、とりあえずレンズ毎の微調整で対応し、難しいようであればD300とセットで、シグマに送りつけて調整してもらうことになろう。とりあえず、レンズ単体の微調整で+11ってところでテスト撮影をしてみることにしよう。期待していなかっただけに、思ったよりマシじゃんってところか。
この焦点距離は、まなちゃんとの撮影で必要になるのは当然のことで、私との距離に反応してくれるモデルとの撮影では外せないレンズである。距離感によるモデルの変化はどんなモデルでも存在するが、それがすべて作品的にいいとは限らないのである。素人でモデル経験がない女の子に対して、いきなりそれを要求しても酷なわけで、逆に緊張感と困惑の表情になってしまうのは仕方の無いことだ。
私が狙いをつけている単レンズはあと2本あるが、ニコン純正であるだけでなく、かなり値が張るレンズである。一本は8514で、これは是非とも揃えておきたいレンズである。しかし、ここに来て生産中止の動きが見え隠れし始めている。海外では既にラインナップから消えていたりするので、世代交代が近そうである。まさか無くなりはしないだろうから、さらに高級志向になってくるのではないだろうか。今からスペックが楽しみであると同時に現行レンズの購入を踏みとどまっている状態である。それまでは、タムロンのSP AF90mm F/2.8 Di MACROに頑張ってもらうことにするか。あともう一本は私の大好きなシフトレンズである。10年前から私がポートレートで多用しており、私のポートレートの代名詞的なレンズである。最近は結構TS−Eレンズを使ってのポートレートをプロたちも撮りだしている。交流のある河野英喜Cマンとかが使ってくれると嬉しいんだけどね。
近々、ニコンも待望の45mm版のPC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D EDをリリースしてくれるので、かなり楽しみにしている私である。
DXフォーマットだと。67.5mmのレンズとなるが、TS−E45に慣れている私としてはかなり興味のあるレンズなのである。しかし、定価が30マンなのは間違いなさそうで、さていくらで手に入るかだな。
波打ち際でのショットは、良くあるアオリの写真だが、赤いマフラーの写真を見て欲しい。背の高い私が立ったままモデルを撮れば、見下ろす形になるが、まるで広角レンズで下から撮ったようにすらっと足が長く顔が小さく写っている。さらに広角を使ってこのように顔を小さく撮ろうと思えば、顔は中心に近い位置でフレーミングしなければまらない。フレーム一杯に撮って、このようなバランスに撮れるのはこのレンズでしか成し得ない芸当なのだ。ネタばらしになってしまったが、私がシフトレンズが好きなのは、カッコいいフルショットが撮れるからに他ならない。それなら、レタッチでどうにでもなる時代かもしれないが、それをやっちゃオシマイなんだよ。それにMFだからAFの精度どうこうでイラつくことがないのもたまにはいいもんだ。