最近気になること


そろそろ、色々と決めなければならないものの決断する時が近づいてきた。買う予定の液晶テレビも、ビクターが事業の縮小を発表した頃から、家電店の店頭からビクターのEXEシリーズはほとんど姿を消してしまっている。だからと言って、店員がしきりに薦めるSHARPやPanasonicなどで妥協してしまうと、あとで後悔しそうな気がするのである。
大阪に住んでいた頃なら日本橋に行けばいいのだろうが、この暑い中そこまでの元気も無いわけで、私の住んでいる隣の市の家電店に行ってみると、たまたまお目当てのモデルだけがあったのだ。本当ならそれで手を打ってしまうのだが、どうしてもひとつ気になって仕方が無いものがあるのだ。それは自宅近くの店で、展示品を通常価格から10万円以上値下げして売ってくれる話があるのだ。それは私が狙っていた機種よりかなりランクが上で、サイズも一回りデカイが、気になるほどではない。ビクターの上位機種なので、映りや音響は文句の無いところで、値段も予算を少し超える程度になるのである。しかし、開店時から閉店までの10時間ほど、毎日つけっ放しの状態であるから、通常の私の使用頻度で考えると1年以上使った状態であることは確実の完全なる中古である。さらに、一度も切らないまま連続して映像を映し続けるって、テレビに与えるダメージってどうなんだろう? プリンターとかなら展示品でもゼンゼン平気なのだが、テレビとなると考えてしまう。しかし、完全に諦めていた機種だけに射程圏内に入ってくると、悩むのである。

そんな悩みの要因でもあり、さらなる悩みのタネなのが、大口径のニコン純正ズームの購入も決めているからである。それで20万近い出費が確実であるし、まだ70−200にするか、24−70にするか完全に決まっていないのである。それは、撮影を重ねることでおのずとどちらが必要か見えてくる予定であったが、3週連続でポートレートを撮っているが、ますます結論が出せなくなってきている自分がいるのだ。
安いこともあって、50mm、30mmと単レンズを揃えてきたが、いまひとつどこか納得が出来ていないからなのだろう。100mm以下は単レンズでカバーし、望遠域を70−200にしようと思っていたのだが、その構想にイマイチ弾みがつかないのが現状なのである。
24−70であれば、ポートレートのほとんどをカバーしてくれるわけであり、もう少し長いのが欲しけりゃタムロンの90mmマクロを使えばいい。もちろんめちゃ浅の被写界深度が必要な時や目いっぱい明るいレンズが必要な場合は、単レンズを使う。
私はこれまで、単レンズでモデルとの距離感を変化させてリズムを作ってきたが、これは身体に染み付いたものだから、ズームになってもそれほど悪影響は無いと信じている。そんな感じで、とりあえずの1本目を標準ズームにするか望遠ズームにするか、日々揺れているってのが現状である。

どうせなら、両方買ってしまうのも有りなのだが、そんなところに45mmのシフトレンズが出てきたものだから、三つ巴の争いになっているのである。シフトレンズは最新モデルであるから、まだ25万以下にはなりそうもないし・・・ そんなことを考えていると、テレビへの予算の割り振りが厳しくなってしまうのである。そんな状態であるから、D700なんてまったく眼中にない私なのである。DXフォーマットのレンズ構成で悩んでいる者が、FXフォーマットのD700なんて考えられるはずないのだ。

それはそうと、梅雨真っ盛りの撮影を2週続けて行い、日曜日にほぼ晴れに近い状態で撮ったわけだが、どうもホワイトバランスがオートだと、気に入った色が出ないと言うか、現実に目で見ている色と違うのである。後に写真単体で見るとそうでもないのだが、撮影時にモニターで見ると明らかに違って見えるのだ。それで、日曜は色々と試して経験値からマニュアルでケルビン値を決めて撮ってみたが、その方が見たままの色が出て、だいたい分かってきた感じである。
しかし、そそっかしい私としては、状況によってセットし直すのを忘れることが十分考えられるので、できればオートで撮りたいのである。撮影場所を変えて一発目のショットがベストショットになることも少なくないので、マニュアルにしておくと、設定が合ってない状態のまま撮ってしまうことが頻発しそうだ。RAW現像で修正は可能だが、どうしても銀塩世代はそういうことが姑息な手段に思えてしまうのである。


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