やっぱりいいものはイイ!
最近、腰痛が酷くてどうしたものかと思っており、単なる疲労性の腰痛だろうと思っておったのだ。しかし、ふとクルマが変って10日ほどしてから調子が悪くなったことに気がついた。
クルマのシートも色々あって、見かけに騙されることが多い。過去にスカイラインのRS−TURBOは色んな電動の可動部分があったが、基本設計がまずかったのか2時間も運転すれば腰が痛くなったものだ。その後ボルボは平べったい革のシートであったが、快適であった。その後乗ったベンツは呼吸するシートとはよく言ったもので、布のシートでかなりくたびれていたが、シートの良さでこんなに違うのか!と驚かしてくれた。
その後、国産に戻った時には、純正でレカロがついていたクルマで、もういい加減なシートには戻れないと思ったわけである。それからはレカロに交換するのが当たり前のようになっていた私である。
腰の痛みも種類があって運転中に腰の収まりが悪くて常にポジションを変えていなければ腰が痛くて仕方がないような古い映画館のシートのようなものもあれば、運転中はそれほどでもないのに、じわじわと慢性の腰痛を引き起こすタイプがあるようだ。
どうも今回は後者に当たったようで、シートはエンジンをイジってからにしようと計画していたが、急遽レカロ購入に踏み切ったわけである。そしてレカロに交換して、たった2日で腰痛は治まってきているのだから大枚を叩いた甲斐があったってことだ。「やっぱりいいねレカロのシート」って感じである。
最初は、座り心地もまぁまぁだしこのまましばらく乗っていようと思っていたが、コーナーリングで上体が安定しないのが不満ではあった。燃費が悪いこともあるし、もう無謀な運転をする歳でもないので、我慢していたわけである。しかし、慢性の腰痛になってしまうようだと生活すべてに影響が出てくるわけで、寝つきも悪くなるし仕事中も常に不快感がつきまとう。
先日など、プラグの交換でもしようとしたが、エンジンルームを覗き込むことだけでも辛いので諦めてしまった。
もちろん撮影も直立して突っ立ったままで撮ることなどほとんど無いので、いい撮影なんかできるわけも無い。
そこで、原因が今のクルマのシートだと気付いたその日にレカロへの交換を最優先すると決めた私である。
紅葉のシーズンも間近に迫り、広角レンズの充実を計画していたが、それは来年に持ち越しになってしまった。
さて、今年の紅葉はどうだろうか?とにかく例年のデータが役に立たないほどの異常気象が連続する昨今であるが、銀杏はそこそこの色付き加減のようである。だが肝心のモミジの方はちょっと怪しいかもしれない。赤く染まる前に黒ずんでしまうような気配を漂わせているのが気がかりである。
デジタルになってから、RAW現像ソフトがかなり強力であることもあって、PLフィルターを使うことを邪魔臭さに負けて怠けていたが、銀塩時代に沢山そろえていたこともあって、最近はそれを持ち歩くようにしている。
持って出た以上は使わなければと、久しぶりにPLフィルターを使って、改めてレタッチでどうにかしようと思いかけていた自分を戒めることとなった。今度は「やっぱりいいねPLフィルター」ってところか。PCのモニター上でレタッチするより、ずっと写真を撮ってる実感が湧くし、PLフィルターでなければ出せない味わいと効果がある。
フィルムだってベルビアでなきゃ出せない色と質感があったように、目的を明確にして作られたものはやっぱりそだけいい仕事をしてくれるってことである。
カメラ機材もクルマの部品も同じことで、中途半端なものじゃそれなりにしか働いてはくれないのである