自己解決
最近は待望のニコンマウントの大口径望遠ズームを入手したことで、クルマ弄りの方がおろそかになっている。とは言っても、何事もないはずはなく、メンテに手を取られていた。
年末にホイールを入れ替えたが、すでに生産中止モデルであったため、中古品である。安く買えた代わり1本がかなり損傷が激しく、アウトサイドのリムが歪んでいる状態であった。エア漏れはしていないとのことだったので、そのまま装着していたのだが、常に気になっていたのである。
見た目も悪いし、いつエア漏れしてバーストってことになるか分からないから、いつか修理しなければと思っていた。
装着する前に修理すればよかったのだが、ちょうど年末年始に差し掛かっており、修理業者が営業していなかったので、そのままになっていたのである。
しかし、事件は起きたのである。今まで、後輪はポテンザRE−01Rを使用しており、最近4本すべてをお気に入りのポテンザRE070に交換したが、01R以上にサイドが硬い070にしたことで、歪んだリムの隙間からエア漏れを起こしてしまったのである。
タイヤを装着した時には大丈夫だったのだが、翌日走行中に一気にエアが漏れ出したようだ。しかし、タイヤが硬いのでぺったんこにはならず、真っ直ぐに市街地をゆっくり走るだけでは分からないほどであった。後輪であったのが幸か不幸か、気づくのが遅れてしまった原因でもあり、荷重が軽い分、ホイールを路面に擦らずにすんだ。
交差点でコーナーを曲がった時に、ズルズルと横滑りする感覚でエアが漏れていると気付いたわけである。
そんなことがあって、ホイールを古いものに一時的に履き替えて、このタイミングでホイールの修理に出すことにしたのである。「アルミホイール修理の匠」と言われて有名な業者が近所にあるので、持ち込みで見積もりをしてもらった。私としてはエア漏れだけしないようにしてくれればいいと思っていたが、それだと、12,000円でリムに無数にあった傷もすべて綺麗に直しても15,000円とのこと。そんなに安いのなら、それでお願いしますってことになり、1週間後には新品のようになって帰ってきた。これで、晴れて思う存分走り回れるって思ったが、一日に0.2キロほどエア圧が減っていくのが分かった。
ここからがまた大変で、水の中に漬けてエア漏れをチェックしたが、まったく気泡が出ない。熱膨張による圧の変化だったのかもしれないと、思ってみたりした。
翌日には実際にエアが減っていなかったので、やっぱり気のせいかも・・・って思いかけた時にチェックすると、左右のエア圧を揃えたばっかりだったのに、0.2キロ差が出てまた悩むことになった。
ふと、思いついたのが、前回チェックした時には4キロまでエア圧を上げた状態で水槽に漬けたが、実際に普段走行している時のエア圧でチェックしてみればどうなるかということである。
すると、案の定リムとタイヤの隙間から、3秒に一粒ぐらい小さな気泡が出ているのを発見した。
修理したリムは見た目や触った感触では分からない状態になっていたし、歪んでいた部分ではない所が密着が完全ではなかったようである。硬い070でなければまったく問題ないレベルだろう。また、前回4キロまで圧を上げた時は高圧でタイヤがリムに押し付けられていて、気泡が出なかったと考えられる。また、その翌日にエア漏れがなかったのは、駐車時に漏れている部分が地面に接していて、押さえつけられていたと思われる。
それほど微妙な隙間であったわけだが、さてもう一度修理に出せばいいのだろうが、このタイヤとの相性ともいえるので、漏れている部分のリムに液体パッキンを塗って組み付け直したところ、完璧にエア漏れは止まった。その後色々な条件で走行しているが、完治しているようである。
試行錯誤してトラブルがおさまると、いつも気分がいいものである。だから、アナログ的なトラブルはなんとか出来るので楽だ。
話題を写真に移そうか。
新しいレンズを買うと、いつものことだが撮影が楽しい。その反面100%満足なレンズなんてそうあるわけじゃなく、心のどこかに引っ掛かりがまたひとつ増えるわけだ。
今のところ、AF-S 24-70mm F2.8G EDについては、値段相応に特に気になることはないが、それ以外のレンズは多かれ少なかれ何か問題をかかえている。
AF精度の問題が多いが、最近タムロンの90mmマクロのレンズがカビじゃん!って一瞬思ったほど内部が汚れていたのも精神衛生上よくはない。最近マクロレンズ使ってなかったからなーって感じで、被写体を探していて、土筆が生えていたので久しぶりに使ってあげた。
AF、MF、そしてライブビューと3パターンで撮ってみたが、PCで確認すると、大きくボケた背景に何やら怪しげな影を二箇所発見。やっぱりこのレンズヤバイ?って思ったわけだ。
私はレンズ内の少々の汚れなど気にしないし、写真に影響ないと思っていたが、なんじゃこりゃ?ってことだ。
こうなると、原因を突き止めなければ気がすまない私であるから、真っ白い紙を撮ってみたら、まったく同じところに二つの大きな影がはっきりと背面モニターでも確認できた。
次は、絞りを開放にして撮ったら、影がほとんど分からないほどに薄くなったので、光学系のどこかに原因があるのは間違いなさそうである。
その次のチェックとしては、信頼しているAF-S 24-70mm F2.8G EDで同じ紙を撮影。その結果、同じ位置に影発見である。
なーんだ、レンズが原因じゃないのか・・・ でも、そうなるとD300本体ってことじゃないか。
イメージセンサー・クリーニングは毎回作動するようにしているから、汚れはつかないと思い込んでいたわけだ。こんなところがデジ一初心者である。
えー、SCに持っていくの邪魔くさーって感じで、一気にブルーになりかけたわけである。ローパスフィルターの掃除なんか一度もしたことないし、余計なことして傷付けてしまったら元も子もない。まぁ、一回マニュアル読んでみるか・・・ ミラーアップして掃除するモードがあるじゃないか。汚れているような感じがしないが、ダメもとでブロアーでシュッシューってやってみるとするか。
テスト撮影の結果は、綺麗にシミが消えているではないか。たまには掃除しないといけないんだねー。そう言えば、前日は強風の中で何度もレンズ交換しながら撮影してたし、銀塩時代のように、何も気にせずレンズ交換してたからなー。
でも、定期的にこうやってメンテが自分で出来ることがわかったら、もっとガンガン道具として使ってやろう。
そういえば、どこかのサイトで、ホコリが混入するからレンズ交換回数を出来るだけ減らすために、ズームしか使わないって書いている人がいたが、こんな病気を持った人がいるのだと笑ってしまった。
高級車を買って、雨の日に乗らない人以上に精神的におかしい人ってけっこういるものである。
こんな感じの人多いよね。
・レンズを買うと、保護フィルターを付けてからじゃないと撮影に行けない人。
・携帯やデジカメの液晶に出荷時の保護シートを大事に貼ったままの人。
・クルマのシートに納車時のビニールを大事につけたままで、ズルズル滑りながら運転している人。
これって、道具を自分で不自由にしているようなものである。
そういえば、最近はネットで何か売ろうとすると、貴方は煙草を吸いますか?って質問が来ることがあるらしい。だから吸わない人は、それを書いた方がいいとのこと。
確かに煙草の臭いを嫌う人は多そうだし、光学機器や電子機器にはニコチンの粒子が完全に無害とも言えないだろう。
でも、嫌な世の中になってきたぞ。
私も、一度だけネットで買った、ヴィンテージ物のレザー・ジャケットの腋臭が我慢できなくて、商品が届いた直後にゴミ捨て場に投げ捨てたことがあったが、運が悪かったと思ってクレームはつけなかった。
それにしても、よくもこんなモノを売ろうと思うものだ。実際に、オークションではどう見てもガラクタとしか見えないものが出品されているが、ちっぽけな儲けのために、出品の手間や落札者とのやり取り、そして入金確認や発送の手間を考える
と、どう考えても人件費の方が高くつくと思うのだが。まぁ、世の中いろんな価値観の人がいるもんだね。