撮影データについて


私はメーリング・リストでphoto−mlってやつに参加してしている。多いときは一日に
30通以上のメールが舞い込むことがあり、全部に目を通すことは不可能となっている。
ある人が、話題を振るとそれに対してRESがつくのであるが、詳しい人が多いのには驚く。

今日の話題として「撮影データの記録方法について」ってのを誰かが議題で挙げてくると、1時間
ほどで3人のRESがついていた。
この件は定期的にどこかで話題になるテーマであり、写真を上手くなろうとする段階で誰もがぶつ
かる問題であったりする。

具体的にどのようなことかと言うと、雑誌などに掲載されている写真の下には決まってその写真の
を撮ったときのカメラ、レンズ、絞り値、シャッター速度、補正値、フィルムの銘柄などが記され
ている。しかし、それを書いた人はそのすべてのデータを覚えているのだろうか?って疑問なので
ある。

私が思うに、そんなのいちいち覚ようと思って撮っちゃいねーよ。でも写真を見れば分かっちまう
よ!って具合にそのうちなるわさ。って感じかな。
それに、アマチュアの投稿した写真に添付されているデータを鵜呑みにしちゃぁいかんですよ。
出会い頭のホームラン的な写真を投稿してるケースが多いように思うし、そのデータを完璧に覚え
ているはずは絶対無いと、断言できる。更にプログラム・オートで撮っている場合が多いはずなの
にマニュアルで撮影したように書いている場合があるように思えるが、それは私のかんぐり過ぎで
あるかな?

私の場合、過去の写真を見るとその時の状況をほとんどすべて思い出せてしまう。特に覚えておく
つもりもないのだが、補正値もパターンが決まっているし、スポット測光するポイントも一定の法
則に基づいて決めているから、困ったことはない。

しかし、私は元々記載されているデータはあまり意味が無いと思っている。特に露出補正に関して
は全く無意味なケースがほとんどである。しかし、読者が知りたいのは補正のノウハウなのではな
かろうか? なぜ無意味かというと、その撮影した測光方式が記載されていないからである。それ
が評価測光だとしたら、同じボディーを使っている場合にのみ当てはまるわけだし、撮影者がAE
ロックをかけてフレーミングし直していれば全く何の役にも立たないのだ。
同じことがスポット測光にも言えるわけで、測光ポイントがモデルの顔であったとしても、ハイラ
イト部分で計ったのか、シャドウ部分なのか、それとも適当なのか・・・・?それによっては軽く
1段は変わってくるのである。そんなことまで書かれているのは、露出についての解説書だけであ
ると思っている。

出版社サイドに立てば、現実的に無理であるのは明白であり、参考程度に見ていただければ・・・
が言い分ではないだろうか。

視点を変えて、自分が撮った写真を後に見て反省材料とし、今後の技術向上に役立てたいが、デー
タが無いのでそれが出来ないという悩みの場合はどうか。
私に言わせりゃ、何も考えないで撮っているから後で分からなくなるんじゃないの?って、逆に聞
いてみたいものである。上手くなろうと思って考えながら撮っていると忘れようにも忘れることな
どできないはずである。その時に選んだレンズや絞り値などは理由があってのことだろうし、そこ
に何らかの思考が働けば記憶に残るのが自然である。
聞くところによれば、小型の録音機を用意してそれに小声で録音するなんて人がいたりするが、思
考回路を疑ってしまう。そんなことやってる余裕があれば、もっと撮影に集中すれば?

それと大事なのは、撮り終わってその余韻が残っているうちに現像し、一枚一枚チェックすれば、
身体で覚えてしまうのではないか、それが一番だと思うのである。
残りの枚数が多いからと、カメラにフィルムを入れっぱなしにしている人など、問題外である。
挙げ句の果てに、何が写っているか忘れたなんてのがけっこう多かったりするから困ったものだ。
写真は「生物」でっせ! 腐ってしまう前に料理してつかぁさい!


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