日々疑問、日々勉強


写真を撮りはじめて、もう何年になるだろうか・・・・・
新しいもの好きの私としては、途中寄り道をしたこともあるが写真は続けてきた。
同時進行で、はまったクルマは、多分写真より詳しいしのではないかと思う。旧友に出会うと必ず
聞かれるのが「今、何乗ってるの?」であるから、[私=クルマ]の公式はよっぽど強く印象に残
っているのであろう。クルマは免許が取れる年齢になるまでに、かなり勉強したことは確かで、そ
のベースがあるので、最新式のクルマのチューニングを頼まれても、意外と応用でいけてしまうと
ころがある。
結局、新しいことを覚えて、そっくりそのまま実践するのではなく、基本を理解すればそれを基に
どうにかなるってことである。

で、写真については、我流で子供の時は撮っていて、本格的に勉強したのはそれほど前でもない。
クルマのように、マンガ本など目もくれずにクルマ関係の雑誌や書籍を読みまくることもせずに
写真はそれなりに撮れていたのである。
そりゃ、私がクルマで勉強したのは新車情報とかではなく、エンジンやシャーシの構造であり、
どうすればもっとパワーが出て、コーナーを速く安定してクリアーできるクルマを作れるかであっ
た。
単に写真をそこそこ撮れるかを勉強するのとは次元が違うのである。
当然、プライベート・チューニングであるからして、馴染みのカーショップの設備を借りたり自宅
の前での作業となるので、ロクな環境ではない所で試行錯誤してやってきた。
時々、ディーラーのメカニックの仕事を見るが、マニュアル通りにしか作業したことがない彼らを
見ているとイライラすることが多い。プロとは言ってもたいしたことないじゃんか。

一方、写真であるが、私は好きでやりだして続けるとなると中途半端で終われないタイプである。
この性格は、いいのか、悪いのかは未だに分からないが。
とりあえず、今は人並み以上には撮れるようになったかな?って程度である。ただ、私はこれで満
足する人間ではないのだ。
腕だけでは、達成できないことや、語れないこともあるので機材はそこそこのレベルを揃えた。
「カメラやレンズじゃないよ、腕だ」と言う人もおられるだろうが、そうじゃないと私は信じてい
る。
また、機材のせいには絶対にしたくないのである。事実、いいレンズで撮った結果は同じ撮影方法
でも、しょぼいレンズよりいいのだ。それに技術と感性が平等に加わるのであるから、総合点を上
げるにはいい機材を使うのが一番の方法である。

しかし、むやみに金をつぎ込んでいるわけではない。レフ板などは市販の製品が便利かもしれない
が、自作でも充分に同等の役目を果たしてくれる物は、得意の自作コースである。クルマの部品を
自作するのに比べたら、スカみたいなもんだ。命がかかっているわけでもないし、気楽なもんや。
とにかく、自作できるものは買わない主義である。

今後のステップアップは目につくほどのものではないかもしれない。しかし、そのひとつひとつが
今まで以上に難しい壁を超えなければいけないのであるが、そうやすやすとは越えれそうもない。
ひょっとして、コロンブスの卵的にピンとくるかもしれないが。

私は、写真について本格的に学んだわけではない。すべてが独学の我流である。しかし、他人から
盗むのは得意である。クルマのチューニングも「見て覚える」からはじまったのである。

いくら盗もうと思っても、基本が分かっていなければ、どうも都合が悪いのだ。だから勉強するの
である。
今の私は写真のことで、まだまだ完全に理解できていない部分が多い。なんとなくひっかっかる所
があって、スッキリとしない部分があるのはたしかだ。だから面白いのである。完璧に理解できる
のって楽しいじゃないか。そのためには、その分野の基本を覚えるのではなく理解するのである。
結果を丸暗記してもしょうがない。試験前夜の一夜漬けではないのだから、急がば回れってとこか。

また、私はその手の本を読むのが好きである。そして理屈が理解できたら机上での勉強が即本番で
使えるのである。あとは仕上がりを見て、自分なりの味付けを研究するのであるが、これがまた楽
しい作業となる。

しかし、最近また新しい分野が現れた。そう、ここのホームページを作るための写真のデジタル化
である。Photoshopとやらを最初見た時はたまげたが、今ではなくてはならぬ相棒である。

私は、可愛いおねーちゃんを撮って楽しんでいるだけではないのだ。必ず何かステップアップを考
えて撮っているのであるから、誤解なきようお願いしまっせ。


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