とりあえず近況報告


ちょっと、間があいてしまった。だが、ぼけっとしているわけではないのだ。相変わらず4時間の
睡眠時間をキープしている。

最近していることはこの前撮ったまなちゃんのポジを一通りチェックし、フィルム・スキャナーで
パソコンに取り込む作業をやっている。170枚ほどスキャニングが完了したところだ。
私は、最初ポジをチェックしてまずまずのコマに印を付け、それをすべてスキャンするのだ。
そして、ACDSee32というスンバラシイ画像ビューアでデジタル化された写真を繰り返し見
て二次審査にかけるのである。初見では撮影時の思い込みなどの雑念が邪魔してセレクトする目が
惑わされることもあるし、ポジでは素晴らしい出来でも必ずしも上手くスキャニング出来るとは限
らない。特にローキー目のポジは苦手のようである。
そんな理由で、ポジの段階ではかなりの数に合格印をつけるのである。ネット上ではデジタル化し
てからが作品となるので、こんな手順になっている。

一概に170枚というが、スキャニングし、Photoshopで微調整するのだが、大体1枚に
5分程度時間がかかる。5(分)×170(枚)=850(分)となり14時間かかることになる。
しかし、この生産性はかなり速い方だと私は思っている。基本的に私はレタッチでいじくりまわす
ことはせず、ポジのイメージに近づけるだけであるから効率はいい。

それで、この170枚をパソコンの中に閉じ込めて置くわけにはいかないのである。
NIFTYとインターネットのサイトにある基準に基づいてアップロードをするのである。
どこにどの画像をアップするかはACDSee32をグリグリ動かして決めるのだが、バランス良
く振り分けるのも結構時間がかかる作業である。しかし、ACDSee32というソフトがなかっ
たら・・・想像しただけでも辛そうだ。特にこのソフトは画像ごとにコメントが付けられるので、
どのサイトのどこにアップする画像かがすぐに分かるので便利なことこの上ない。
それと、忘れてはいけない。まなちゃんの画像はここのJoe's galleryにもアップするのでしばし
お待ちを。

今回、まなちゃんに出会ってモデルへの考え方が少し変わった。あまり、ポーズを付けすぎたり、
注文を付けるのはマイナスであると・・・ 基本的なポーズ設定と、光の回り具合を見て位置を決
める程度にし、後はまなちゃんのイメージに任せた方が良いのである。そしていい表情を出しやす
いよう要所要所で声を掛けていくのが、一番いいと分かった。せっかくの自然ないい表情を殺さな
いように撮り手は注意しなければ。

おっと、それからこの前の撮影にはもう一人モデルがいたのである。そのモデルは、ちょっと?い
やかなりお肉がお付きあそばされていたのだ。私は何度も今まで書いてきたがスレンダーなモデル
が好きなのである。で、ファインダー越しに狙った時にお腹が出てたりしたら、生理的にダメなの
だ。だからいい写真があまり撮れていない、どんなモデルでもそれなりの作品を残さなくてはいけ
ないのは重々承知の助ではあるが・・・・

正直なところ、まなちゃんとは自分の中でかなり差をつけていたのは隠しようのない事実だ。
しかし、自分で街に出て探してきたモデル二人を撮っていて、そのような感情が湧いてきたとすれ
ば、もう一人が可哀相であり失礼なことだが、プロのモデルとして土俵に上がったのだから、差を
付けられても仕方のないことだと思っている。
それが、プロモデルの厳しさではないか?大撮影会に行けばもっと顕著にそれが現れるのである。
人気モデルには100人を越えるカメラマンがひしめき合い、片や人気がなければ数人ということ
になってしまい、そこにいるカメラマンも他に行きたくても行けない状況になって、とても気まず
い雰囲気になってしまう。

しかし、だれも同情しに撮影に来ているのではない。撮りたくなる魅力のあるモデルに集中するの
は当然のことである。
そこで、ポートレートは奇麗で好みの女性を撮るのではなく、一人の女性の内面からの美しさを引
き出して撮ることこそ本道であると、優等生ぶって言う人もあろう。
そんなタテマエ論なんて聞きたくもないのである。

私は、そんなに事務的に考えられないし、私の考えはそれのまったく逆であると言ってしまおう。
私自身の感性を動かしてくれるような被写体でなければ、私自身の力は出ないのだ。
極端な話をすれば、撮影中はモデルに恋しなきゃ!ホレなきゃ!それぐらいの気持ちでモデルに接
しないといい表情ももらえんで。
と、いうことでまなちゃんの写真の公開をお楽しみにってこった。

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