ヘビー級カメラバックの中身


先日あるMLであなたの機材は何キロ?って話題になって、当然ながら私が一番重かったわけだ。
今まで重いとは思っていたが実際に何キロあるかなんて考えもしなかったのだが、いい機会なので
計ってみることにしたのである。

まずは、普段まなちゃんを撮る時に持っていく標準的な装備を再現し、ヘルスメーターを持ってき
て計ろうとしたが上手くいかないので、バックを担いだ状態で私自身がヘルスメーターに乗っかれ
ばいいと考えたのだが、最大計測重量を超えてしまい測定不能。なんてこった・・・ 自分の体重
が重過ぎるのだ・・・ ちなみに私は185cm 90kgという標準的日本人の体型を超越して
いたのであった。
仕方なく、そのままバックをなんとか指針が見える状態にして計ると17.5kgあった。ずり落
ちないように手で支えていたが、中央に置けていれば18kgを超えていた可能性もある。
結構あるもんだな。
レンズが増えるのと同時進行でバックの中身も増えつづけ、当然バックも大型化。しかし、私の左
肩は音をあげることはない。

ここで、その時のバックの中身をざっと紹介してみることにしよう。

ボディー
 EOS−1N RS
 EOS−3 + パワードライブブースター

レンズ
 EF50mmF1.4 USM
 EF85mmF1.8 USM
 (もしくは1.2L、これをもって行くともっと重くなる)
 EF135mmF2L USM
 EF300mmF4L IS USM
 TS−E45mmF2.8
 EF20−35mmF3.5−F4.5 USM
 EF70−200mmF2.8L USM
 シグマ  28mmF1.8II
 タムロン 28−105mmF2.8
 
 以上9本が基本セットとなる。

 EF100mmF2.8マクロ
 エクステンダーEF1.4×
 この100mmマクロと、テレコンは必要に応じて追加となる。

アクセサリー
・ストロボ関係
 550EX + L型アングル + オフカメラシュー + スピードライトトランスミッター
ルミクエストのバウンサーとソフトボックス
 場合によって、430EZを追加。

・露出計
 セコニック L-408

・フィルター関係
 Kenkoフィルターフォルダー
 フジ シートフィルター他20枚程度

その他
 小型丸レフ
 ハレ切りアングル
 リモートスイッチ
 単三アルカリ乾電池8本
 フィルム20本程度

以上がバックの中身なわけだが、これだけ持って行けば現場で困ることはまずない。
但し、これはあくまでも大型のショルダーバックだけであり、それにレフとその固定用の三脚が加
わり、15mmレンズをつけたBESSA−L、CONTAX TVSII、GR1sなどが入った
ウエストバックなどが常時持ち歩くことになるので、すべて含めると30kg相当の荷物になって
しまう。

これだけの機材をアシスタントも無しで持ち歩いている人は、私の知る限り皆無である。
また、この私の機材の多さに呆れている人もいるだろうが、これらを軽々と持てる私の体力を羨ま
しくも思っているはずである。
しかし、これだけは天からの授かりものであるのだが、体力を維持する努力は怠っていない。
部屋には24kgのダンベルが転がっているし、最近ではジムにも時々行って体力の低下にブレー
キをかけているのだ。

であるから、18kgのカメラバックが特に苦にならないので、9本ものレンズを持ち歩けるし、
高いところにまなちゃんを座らせるのだって、ヒョイっと抱っこすればいいわけで、何とも便利な
私である。特にこの場合は絶対にふらついたりしてはいけないのだ。絶対にね。
バックの中の9本のレンズと15mmのBESSA−Lで、15mmから300mmをほぼ万遍な
くカバー出来ており、テレコンがあれば420mmにまで達し、TS−E45mmのシフトレンズ
も63mmまで伸びる。
このレンズを買う時に、90mmと悩んだのだが、テレコンが使えることが分かって、45mmに
決めたのだが、それは大正解であったと思っている。もちろんX2倍のテレコンを持って行けば、
90mmのシフトレンズとなる。
だが、私はこの63mmの焦点距離が結構気に入っているのであーる。

また、私は複数メーカーの一眼レフボディーを使わない主義である。それが効率よく多くの焦点距
離のレンズが使えることにも繋がっているのである。例えばプラナーの85mmが使いたければC
ONTAXのボディーを持っていかなければならないし、ミノルタのボケ味が楽しみたければαシ
リーズのボディーが必要となるのだが、その領域に踏み込むことは今のところブレーキをかけてい
る状態だ。

撮影の時は、私の荷物の多さと重さをまなちゃんは知っているので、最近はまなちゃんがさっさと
ロールレフか三脚を持ってくれるのである。時々両方持とうとするので慌てて止めさせるのだが、
どちらかを持ってくれることに素直に喜ぶことにしている。ホントにいい子だ。

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